長女の習っているピアノ教室では一音会式の絶対音感トレーニングを取り入れています。
絶対音感トレーニングは自宅練習のノルマがかなりあるのと、
年齢制限(年齢が小さくないと出来ない)ため、強制ではなく任意でトレーニングを取り入れることが出来ます。
長女も絶対音感トレーニングをしていて、
今は、赤・黄・青の旗をやっています。
トレーニングのルーティンも安定してきて、現在は順調(に見えるだけかも)ですが、ここまで来るのにすったもんだがありました。
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軽い気持ちで始めてしまった絶対音感トレーニング
ピアノを習い始めるときに、ピアノの先生から
『絶対音感トレーニングは取り入れるって事でよろしかったんでしたっけ?』
と聞かれ、
『あ・・あぁ、、はい。』
と、とりあえず返事をしてしまいました。
(ピアノレッスンと並行して出来るなら、返事しちゃったしとりあえず試しにやってみるか~)
と本当に軽い気持ちで始めてしまったのです。
驚愕のトレーニング内容
トレーニング内容をざっくり説明すると
子供に和音を聞かせて、その和音ごとに決めた旗をあげさせる、という物です。
ここまでは良いんです。
トレーニングの頻度を聞いて唖然。
- 1回のトレーニングは大体和音は30回弾く これを1セット
- 1日に5セット行う
- トレーニングの間隔は20分以上あける。出来れば1時間あける
え、無理!むりむりむーーーり!
相手、3歳児ですから(笑)
って思いますよね。
でも、これ、年齢があがっちゃうと、絶対音感身につかないんだそうです。
練習開始のタイムリミットは6歳半前後とのこと。
そもそもトレーニング開始の理想年齢は2歳だそう。白目。
2カ月で親が挫折した
生半可な気持ちで始めてしまったトレーニングは、私のやる気のなさが長女にも伝わったのか、全然うまくすすめられず。
旗やろーって言っても、『やだ!!』と言われ、
和音を弾いても旗をあげてくれず、旗をなげたり、折ったり、下の子泣き出したり、
もう私の方が嫌になってしまい、精神的にも負担になってしまったので、
2か月で中断しました。
絶対音感は必要なのか?
私のやる気のなさには、そもそも絶対音感に対しての信頼感がないというのもありました。
私は楽器の経験として、バイオリン、ピアノ、フルート(吹奏楽)をやっていました。
私は音楽の素質が低い方だったのもあるかもしれませんが、絶対音感は身についていません。
それでも絶対音感が欲しい!と強く思ったことはなく、卓越した相対音感がある人の方が羨ましいとは思っていました。
こういう思考が私のベースにあったので
- こんな大変なトレーニングやってまで絶対音感必要?
- 絶対音感ってメリットよりデメリットの方が大きいんじゃないの?
- 音がドレミで聞こえてきたらうるさくなって勉強の邪魔になるんじゃ?
- 相対音感の方が大事じゃないの?
トレーニングをやりながら、常にこんな風に思っていたのです。
絶対音感の本が図書館で借りられない
絶対音感トレーニングを開始するにあたり、図書館でトレーニングの発案者である
江口寿子著の『新・絶対音感プログラム』を借りようと思いました。
が、なんと、3か月以上待ち汗。
読む前にトレーニングを挫折する結果に・・・汗。
で、ホントになかなか借りれなかったので、買いました。
読んでみて絶対音感も悪くないかもと思った
で、読んだ感想なんですが、現在トレーニングをしている事から分かると思うんですが、
絶対音感悪くないかも、と思ったのです。
もっとも心を動かされたのは、
「絶対音感をもっているこどもたちは、ほとんど例外なく、音や音楽にとても強い興味を持つようになります。
そして、音楽に関する事が、簡単に、楽しく出来てしまいます。
そのおかげで、ますます音楽活動が活発になり、音楽が大好きになります」
という記述でした。
音楽に対しての敷居が下がる
音が分かるから音楽がもっと楽しくなって、もっとやりたくなる
なるほど、絶対音感悪くないかも!と思ったのです。
この記述は私の中で絶対音感への肯定感を強め、トレーニングをやり抜こうとする強い動機づけになった事のひとつです。
ですが、絶対音感トレーニングを再開するにあたり、
他にも複合的に再開しようと思った理由がありましたので、それは次回お話ししたいと思います。