長女は2018年6月現在、4歳・幼稚園年中さん。
ランドセルを買うのは来年の予定ですが既に買いたいランドセルに目星をつけており、
我が家は土屋鞄か中村鞄のランドセルを買う予定です。
どちらも年々売り切れる時期が早くなっていると聞きますので
来年買う時に希望のランドセルを買いそびれないように、
一足先にランドセル見学に行って参りました!
今回は土屋鞄と中村鞄の主な違い・本店を見て回った感想や店員さんのお話を記事にしたいと思います!
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コードバン・牛革・人工皮の違い
まずは一般的なランドセルの素材の違いついて簡単にご説明させて頂きます。
ランドセルの素材はその多くがコードバン・牛革・人工皮のいずれかで作られています。
素材の違いはこんな感じです↓
丈夫さ
コードバン > 牛革 > 人工皮
値段も
コードバン > 牛革 > 人工皮
重さも
コードバン > 牛革 > 人工皮
ですので選び方のポイントとしては
- プレミア感が欲しければコードバン
- 丈夫なのが良ければコードバンか牛革
- 軽くて安いのが良ければ人工皮
- 中間なのが牛革
上記を踏まえておくと、どのようなランドセルを買ってあげたいかの判断基準になるかと思います。
土屋鞄と中村鞄の主な違い
実際に店舗に回る前に、カタログなどを見比べてどのような違いがあるのか調べてました。
値段・背負いやすさ(口コミ等)・重さ、は特に大事なポイントです。
土屋鞄の方が中村鞄に比べて値段は若干高い
土屋鞄 | 中村鞄 | |
コードバン | 94000円~ 120000円 | 88000円 |
牛革 | 69000円~ 76000円 | 63000円 |
人工皮革 | 59000円 | 48000円~ 51000円 |
ヌメ革 | 100000円 | 取扱いなし |
土屋鞄の方が中村鞄よりも1万円~3万円程値段が高いです。
中村鞄の方が土屋鞄に比べて軽い
土屋鞄 | 中村鞄 | |
コードバン | 1500g | 1350g |
牛革 | 1490g | 1250g |
人口皮革 | 1150g | 1100g |
ヌメ革 | 1440g | 取扱いなし |
特筆すべきは牛革の重さです。
240gとかなりの差があります。
牛革の購入を検討されている方は、注意ポイントです。
人工皮革の方はそこまで重さの差がありませんね。
中村鞄は背中の背面クッションがNASA仕様
中村鞄は背中の背面クッションがNASAで使われているシャトルクッション。
土屋鞄は弾力性の異なる2つのウレタン。
A4フラットファイル対応・6年間無料保証はどちらもついている
中村鞄は以前から対応されたいたA4フラットファイル。
昨年までは土屋鞄はA4フラットファイル非対応でしたが、2018年(2019年度用)から土屋鞄もA4フラットファイル対応になりました。
6年間無料保証はどちらもついています。
土屋鞄はヌメ革も販売されている(中村鞄はヌメ革はない)
上の表を見て頂ければ分かる通り、ヌメ革の取り扱いは土屋鞄のみ。
まとめると
- 土屋鞄の方が値段が若干お高め
- 中村鞄の方が軽い(特に牛革)
- 中村鞄は背中クッションがNASA仕様
- A4フラットファイル、6年間無料保証はどちらも〇
- ヌメ革は土屋鞄だけ
中村鞄 本店見学
店舗を見て回ったのは5月23日です。(記事をアップするの遅くてすみません!笑)
カタログ情報やネットの口コミ情報を見ていて、
中村鞄は背負いやすい!と非常に評判が良かったので本命は中村鞄のつもりで、まずは中村鞄に行ってきました。
中村鞄は6月15日に全てのランドセルが完売しましたが、私が見学に行った5月23日はまだすべてのランドセルが注文可能でした。
ちなみに展示会の出品開始は5月19日でしたので、1カ月未満で完売したんですね。大人気ですね。
こじんまりとした明るい店内にランドセルが展示されています。
水色が大好きな長女は、一目散に
長女希望の水色ランドセルは牛革でした。
私的にはキャメルっぽい色が良いんですけどね~。
こういうのとか。
ちなみにこちらの茶色は人工皮ランドセルです。とても軽いです。
中村鞄:店員さんのお話
中村鞄の店員さんにお話しを伺いました。
売れ筋
まずはメインの売れ筋としては牛革・人工皮だそうです。
男子は牛革が多く、女子は牛革・人工皮が半々くらいとのこと。
また通学路が長い、電車通学のお子さんは軽い人工皮を選ばれたりする、とも。
力も強くやんちゃな男子は丈夫な牛革。
乱暴に扱わない非力な女子は軽さ重視で人工皮を選ぶ割合も多い。
牛革・人工皮の違い
牛革と人工皮、どちらも防水で作りは同じ。
人工皮を選んでも6年後にボロボロになったという話は聞きません、とのこと。
牛革と人工皮の一番の違いはランドセルを被うカーブ部分(蓋部分)の形状の持ち、だそうです。
ランドセルのカーブがいつまでも形状記憶しているか、ヘタってくるか、っていう差だそう。
1年~1年半ほど牛革の方がヘタりが遅いそうです。
ランドセルの選び方のアドバイス
とのことでした。
コードバンについて
また値段の高いコードバンについても質問してみました。
希少性が高い、そういうのを好まれる方がご購入されます。
コードバンは実用性が優れている、というよりもどちらかというと希少性でのあの値段、という事のようです。
2階の工房も見学
展示場の2階が工房になっており、職人さん達が実際にランドセルを作っているのを見学する事が出来ました。
写真撮影が禁止でしたので写真は撮っていませんが、娘を目をキラキラさせて見ておりました。
土屋鞄 本店見学
中村鞄を後にして、目と鼻の先にある土屋鞄に向かいました。
着いてみて中村鞄との雰囲気の違いに驚きました。
そして広いです。
駐車場も広いし、エントランスも広い!
入口には大きなポスター。
やや照明を落とした広々とした店内。とにかくオシャレ感と高級感が凄い。完全にブティックです。
ランドセル売り場の隣には、普通の鞄のエリアもあります。
イタリアンレザーのアトリエ。
ヌメ革。
ヌメ革が手入れが大変とはよく聞きますが、展示の状態でこれだけ傷がついているとなると、本当にお手入れ大変そうだなぁと感じました。
こういう傷もヌメ革の味、ってことなんでしょうかね。革の世界は奥が深いですね。
嫌がる長女に、無理やりド定番の赤いランドセルを背負ってもらいました(笑)
娘よ。ごめん(笑)
土屋鞄:店員さんのお話
土屋鞄でも店員さんにお話しをお伺いしました。
各素材の作りの違いについて
上の画像のチャートにもありますが、牛革が一番傷つきにくい・傷が目立たない、そうです。
コードバン・牛革・・・ベルト部分は両方牛革。
人工皮(クラリーノ)・・・ベルト部分もクラリーノ。
クラリーノのベルトは私も触ってみましたが、物凄く柔らかいです。
牛革ベルトも経年経過によって柔らかくなってくるそうですが、クラリーノ(人工皮)は最初から柔かいので小学1年の体の小さなうちから背負いやすく感じるそうです。
販売方法について
5/15までは全予約分の生産を約束する、という制度を今年初めて行ったそうです。
5/15の翌日の5/16には受付終了の型番がちらほらあったそうです。
この制度を来年もするかは不明とのことでした。
中村鞄と土屋鞄の本店を見て回った感想
まずは店舗の雰囲気からお分かり頂ける通り、土屋鞄は高級路線です。
中村鞄に比べて、土屋鞄は店舗の広さも3倍以上ありましたし、工房でお仕事されている職人さんの人数も3倍以上でした。
土屋鞄はシックな大人受けするランドセル、そんな印象です。
作りの違いについては、中村鞄と土屋鞄を2つ並べての比較ではありませんが
牛革ランドセルは土屋鞄の方が硬く感じました。
人工皮ランドセルは土屋鞄の方がベルト部分が柔らかく、柔かすぎてふにゃっとした感じがしました。
素人判断ですが、牛革ランドセル比較だと
- 中村鞄の方が背負いやすそう
- 土屋鞄の方がしっかりしてそう(長持ちしそう)
そんな印象を持ちました。
パパは
と言っていました。
まとめ
中村鞄と土屋鞄の本店を見て回りましたが、正直
と思いました。どちらも作りはしっかりしてたし、どっち買っても間違いないでしょ!と。
またコードバンや牛革でなくても、人工皮ランドセルでも十分良さそうだと感じました。
見た目にも作りにも大きな違いを感じず、ただただ牛革に比べて人工皮ランドセルは軽くなっている、というメリットしか感じなかったからです。
傷のつきにくさ、丈夫さの保険?として牛革にしておこう、とは思っています。
ここまで読んで下さりありがとうございました!
この記事がランドセル選びの参考になったなら幸いです!