子供の習い事、特に女の子の習い事で『クラシックバレエ』は根強い人気がありますよね。
私も4歳から、受験でやめるまでの8年間、バレエを習っていました。
今回はバレエを習う事のメリットデメリットをバレエ歴8年の私がお話ししたいと思います~!
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メリット① 体が柔らかくなる
体が柔らかくなります。
バレエを習う事により、今より確実に体は柔らかくなります。
が、柔軟性のレベルには個人差があります。
元々体が硬い人の場合、バレエでは出来ない動きが多くなるので最初は結構辛いかもしれません。
また、みんながみんな足を180度開脚できるようになるわけではありません。
私は元々体が柔らかい方で、
縦方向への開脚は左右どちらの足を前にしても出来るようになりましたが
横方向への開脚180度は出来ないまま終わりました。
横方向の開脚180度が出来る人はバレエ教室の中でも結構少ないです。
メリット② 体幹が鍛えられる
体幹が鍛えられます。
バレエは片足立ちやターンなど、体がぶれていては出来ない動きが沢山あります。
そもそも、バレエで美しいとされる立ち姿勢(動かずただ立ってるだけ)が普通の人には出来ないと思います。
私は自分がやっていた習い事の中で一番芽が出たのがスキーのモーグルだったのですが、
バレエで鍛えられた体幹のおかげもあったのかなと思います。
メリット③ 踊りのフリを覚えるのが得意になる
踊りのフリを覚えるのが得意になります。
日常生活でのメリットはそこまでないかもしれませんが、
宝塚を受ける、芸能活動する、とかを目指す人は良いと思います。
メリット④ 自分を綺麗に見せる『魅せ方』がうまくなる
これがバレエ最大のメリットではないかと思います。
バレエをやっていた人は、所作が美しかったり、優雅な雰囲気を感じる事ありませんか?
これには理由があります。
バレエは立ち姿勢(ただ立ってるだけ)ですら細かく指導されます。
手をあげる位置だったり目線の位置だったり、ほんと超ーーー細かいです。
手の位置が5cm違うだけで、『もっと手はこうよ』と直されます。
空手の型のようなもので、バレエも全ての動きに綺麗に見せる形がほぼ決まっています。
ひとつひとつの動きに対して、手の角度、足の角度、首の向き、手の形、細かく指導されるため、この体の動きは一朝一夕で身に付きません。
長く続けていくと細かな積み重ねにより、徐々に美しい姿勢・動きを体で覚えていきます。
それにより、自分を綺麗に見せる『魅せ方』が身に付くのです。
メリット⑤ 学校行事で良いポジションを任されやすくなる
特に踊り要素のある学校行事などは、良いポジションを任されやすくなります。
私の場合ですが、例えば生徒合同での踊り披露の行事などは大体最前列。
全校生徒合同での踊り披露の際、学校宣伝用のビデオを見た所、収録中3分の1くらい私がメインで映ってた事もありました。
その他、体育祭の生徒入場の行進の際など、先生からプラカード(みんなの先頭で行進する人)を頼まれることが幼稚園・小学校・中学校と、それぞれありました。
メリット⑥ 上半身は引き締まる・美しくなる
バレエは上半身が相当綺麗になります。
肩をぐっと落として、頭をぐっと上から引っ張るようにと常に指導されるため、
続けてると首が長くなり、特にデコルテ周りが綺麗に見えるようになります。
首が長くなるので、小顔効果やスタイルが良く見えるといった効果もあるかと思います。
メリット⑦ 舞台慣れする
バレエは発表会がありますし、そもそも踊りなので人から見られる事が前提です。
大きな舞台に慣れる、緊張しづらくなる、というはあるかと思います。
次からデメリットを書いていきます。
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デメリット① スタイル(骨格)は良くならない
『バレエをやるとスタイルが良くなる・骨格が綺麗になる』というイメージを持ってる方もいらっしゃるかと思うのですが、
これは間違いです。
海外の国立バレエ学校は入学テストに、体格、骨格テストがあります。
モデルをやってるからスタイルが良くなるのではなく、スタイルが良いからモデルになれる、というのと同じで、
バレエをやってるからスタイルが良くなるのではなく、スタイルが良い人がプロのバレリーナになれるのです。
ただしメリットでもあげた所作としての『魅せ方』はうまくなったり、上半身が引き締まる事で美しく見えるようになります。
デメリット② 足が太くなる
バレエをやっていても、足がそこまで太くならない人も稀にいますが
大体の場合は筋肉で足が太くなります。
ふくらはぎが太くなる人もいれば太ももが太くなる人、あるいは両方の人。
私はバレエをやめてから全体的に足が細くなり特に太ももが細くなりました。
ただ私の場合は同時期にスキーもやめているので、スキーをやめた影響もあるかもしれません。
フィギュアスケートの浅田真央選手と安藤美姫選手を思い浮かべて頂くと違いが分かりやすいかもしれません。
2人ともプロのフィギュアスケーターですが、脚の形には大きな違いがあります。
安藤美姫選手の方が、より筋肉質な足をしているかと思います。
足が太くなるかならないかの違いは、元々のバレエ向きの骨格を持っているかという事と体を正しく使えているかどうかだそうです。
バレリーナの方が原因を解説されています:バレエを習っている子供。足が太くなる理由と改善法
デメリット③ ストリートダンスとの相性が悪い
HIPHOPやR&Bに代表される今流行りのダンスミュージック系ストリートダンスとは相性が悪いです。
バレエは上半身(両肩と骨盤の左右を点で結んだ長方形部分)を基本的に動かしてはいけません。
腰がくねくねするのはもっての外です。
バレエは筋肉で腰にコルセットを巻くようなイメージで、腰が固定されればされるほど良いとされます。
が。ストリートダンスは基本的に腰がくねくねします。
マイケル・ジャクソンの腰フリ、ビヨンセ(を真似る渡辺直美さん)の高速腰フリ、KARAのお尻を回すダンス、
などをイメージして頂ければ分かりやすいかと思います。
16才の頃に安室奈美恵さんの様に格好よく踊ってみたいと思い、
ストリートダンスを少しだけやったのですがこの腰の動きがなかなか出来ませんでした。
恐らくバレエをやってたからこそ、そうなってしまったんだと思います。
バレエの先生でもストリートダンスは下手な方が多く、特に上半身の動きを掴むのにはかなり苦労するようです。
学校の授業でダンスが必修化され、その中でHIPHOPもやるみたいですが
バレエをやってる子はもしかしたらHIPHOPはちょっと難しく感じるかもしれません。
が、フリを早く覚える、美しく動ける、などのメリットで充分巻き返せると思います。
まとめ
以上が、バレエ歴8年の私が感じた、バレエのメリットとデメリットです。
フィギュアスケート・新体操・ミュージカル・宝塚など
の方面に伸ばしたいという方はバレエをやっていると大きな武器になると思います。
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