モンテッソーリって聞いた事ありますか?
七田式・公文式・シュタイナー教育などの言葉なら聞いたこともあるかと思うのですが
モンテッソーリもまた、そういった教育方法の一つです。
恥ずかしながら、私は今年の2017年の1月に、子育て支援のNPO代表を務めるママさんからその言葉を聞くまで知りませんでした。
初めての言葉だったので、帰宅後にすぐにググりました。
そして何となくモンテッソーリの概要をぱらぱら~っと見ただけでおしまいにしてしまいました。
本を読んでみた
時は半年ほど流れ・・・
そういえば、モンテッソーリの本って読んだことないな~
とつい最近本を手に取って読んでみました。
この本を読んで電流が走りました。
モンテッソーリ教育を受けた子供たちの共通した特徴という項目が
自分の子供に身につけさせてあげたいと思っている部分とピタリと一致したからです。
特に私が惹き付けられた項目をあげます。
モンテッソーリ教育を受けた子供たちの共通した特徴
1.人格面
- 自分で判断し、自分の責任で行動する。
- 自分の考えをもっていて、他人の考えや意見に流されない。
- 自分で決めたことは最後までやり遂げる。集中して乗り越える。
- 何でも意欲的、積極的、前向き。
- 目標を立てて努力する。計画を立てて行動する。
2.生活面
- 生活のリズムを規則正しく実行する。
- 時間を効率よく使う。
- 挨拶がきちんとできる。礼儀正しい。
- 準備、段取り、片づけ、など仕事の手順がよい。
- 掃除、特にトイレ掃除などで人が嫌がることを進んで、しかも黙ってする。
3.人間関係面
- 人の話をしっかり聞く。注意深く見る。
- 他人の立場を考える。思いやりがある。
- 共同の活動では、誰とでも協力し合う。友達と群れて行動しない。1人でも平気。
- 小さい子、障害を持っている人、高齢者、弱い立場の人を大切にする。
- 人のことを肯定的に考える。人の長所を見つけてほめる。人の成功を喜ぶ。
4.学習・能力面
- 授業中によく聴く。集中して聴くので、その時間に理解する。
- 自分で興味をもったものには意欲的に取り組む。
- 解決能力がある。「どうしたらよいか」解決する方法を落ち着いて考える。
- 本が好き。読むのが速い。読書量が多い
- 頭が整理されている。数学的センスがある。数学が好き。
5.その他で共通していること
- 小学校高学年頃から自立が目立ってくる。
- 中・高・大学・就職などの進路は自分で決め、その実現のための取り組みも考える。
- 自分がやりたいことがはっきりしている。将来の仕事への夢がある。
- 海外で行くことを自分で決め、自分で段取りをし、1人で旅立つ。
キーワードは【自立している】という事
生活面や学習面の項目も素晴らしいなと感じますが、
電流が走ったのは、性格的・人格的部分です。
項目を見て頂ければ分かるように、とても自立しています。
1人で生きていける、地に足が着いた人間力を感じます。
【自立している】
私が自分の子供たちに一番つけてあげたい素養です。
自分の子育てとの共通点
現状は〇〇メソッドなどは特に気にせず、自分流で子育てしています。
私がお母さんになったら自分でこうやって育てよう!と小さいうちから考えていた事を実践している部分もあれば、子育て本を読んで気に入った部分の良い所取りをしたり。完全に我流です。
本を読み進めていくと、自分の子育てにおいて気を付けていた事とモンテッソーリの心得?的な部分がいくつか一致していました。
具体的には
- なるだけ手先を使う遊びを取り入れる
- 自分でやりたがる時はなるだけ自分でやらせる
- 助けすぎない、待ってあげる
- 何かに集中している時は没頭させる
といった部分です。
助けすぎない、待ってあげる
特に【助けすぎない、待ってあげる】の部分は、自分の力で道を切り開けるように、
自立した人になるように、とかなり意識しています。
先日ご紹介した、東大4兄弟ママや京大3兄弟オヤジとは異なる部分です。
東大ママも京大オヤジも高校生の子供に参考書や効率の良い勉強法をあますことなく教えています。
何でもかんでも教えてしまう事の方が子供のためなんだろうか?
東大ママや京大オヤジの本を読んで、自分の子育てに迷いが生じていた時に
このモンテッソーリの本を読んで、自分の子育ての方向性(自立した人に育てる)においては間違ってなかったんだ、と後押しされた気持ちになりました。